0、もくじ
1、このキットの生い立ち 5、台座部分の改造
2、内容物と製作に必要な材料、工具 6、恒星球の穴あけ
3、恒星球型紙の塗装 7、組み立て
4、恒星球の製作 8、投影テスト

4、恒星球の製作

用意するもの
 ・ハサミ
 ・カッターナイフ
 ・カッティングマット
 ・木工ボンド
 ・瞬間接着剤
 ・定規
 ・鉄筆か、出なくなったボールペン
 ・4mmドリル(あれば電動ドリルなど)

 恒星球型紙の切り出し
恒星球型紙をハサミやカッターナイフで切り出します。

天の南極付近の小さい円形の型紙は、北半球用の場合は使用しません。南半球の空を投影したい場合はこれを使って工夫してみてください。

のりしろの部分の切り込みはV字ではなく、小文字のy形になっています。これはV字だと、組み立てた時に隙間ができてしまうためで、y字にする事によって隙間ができにくくなっています。
のりしろの折り曲げ部分は、折り曲げやすいように、鉄筆や出なくなったボールペンなどであとをつけます。扇形ののりしろもていねいにあとを付けておいて下さい。
北の中緯度、南の中緯度を木工ボンドで接着します。底の無いドンブリ形が2個できます。
赤道付近の2枚はつなぎ合わせるようにして、ひとつの円筒形に組み立てます。
接着剤は少し多目くらいにしてください。穴あけの時に剥がれてしまうと、穴があけられなくなってしまいます。

赤道付近と、ドンブリ形の接着をします。接着位置に十分注意してください。北、南の確認0H、12Hなどの赤経の確認をしっかりとしてください。

接着剤を塗り、重ね合わせたら、セロテープで外側から止めます。こうしないとずれてしまって、うまく接着できません。セロテープは穴あけの時にちょっと邪魔になりますが、剥がれて浮き上がっていなければ、それほど問題になりません。

セロテープは、最初に0Hの部分を合わせて固定し、次は反対側の12Hというように固定していきます。ほとんど全周がセロテープだらけになってしまう事もありますが、セロテープが浮かないようにしっかり止めてあればだいじょうぶです。

外側をセロテープで固定したら、恒星球を平らなところに置き、のりしろを内側から指で押さえつけます。接着剤が少しはみ出るくらいがベストです。

しっかり接着しておかないと、のりしろ部分で重なっている所に穴をあけるときに、下ののりしろが針に押されて剥がれてしまう事があります。

両側のドンブリ形を円筒部分に接着します。作業がしづらいですが、開口部から手を入れてのりしろを指で押さえつけ、しっかり接着します。
最後に天の北極部分を接着します。これも北である事、赤経があっていることをよく確認して接着してください。

この部分も内側からしっかり抑えてください。

恒星球ベースの加工と取り付け
ベニヤ板に印刷されている恒星球ベースをカッターナイフで切り出します。最初は軽くあとをつけるくらいから初めて、だんだん強く切り込んでいきます。

かなり力が要りますので、ケガの無いように気をつけてください。この作業がいちばん大変かもしれません。

印刷された場所にしたがい、恒星球ベースに直径4mmの穴を3ヶ所あけます。

電動ドリルがあれば楽ですが、薄い板なので、画像のような6角の電動ドライバー用なら手でも開けられます。その場合、先に2mm程度の下穴をあけておくと楽にあけられます。


今開けた恒星球ベースの穴に、付属のネジ(M4x10mm)を、印刷されていないほうから挿し込みます。
挿し込んだネジの頭を、瞬間接着剤を使って恒星球ベースに接着します。



恒星球ベースに挿したネジの頭が、恒星球ののりしろと干渉しないように、恒星球の開口部ののりしろの一部を、3ヶ所切り取ります。
位置は赤経12Hの両側を少しずつ、2Hと3Hの間ののりしろ、21Hと22Hの間ののりしろ。画像で見て確認してください。

恒星球にベースを木工ボンドで接着します。接着する位置は1本離れたネジが恒星球の12Hにくるようにします。
このとき、ネジの出っ張りが外側になるようにします。ベニヤ板に印刷された面が見えることになります。
ベースの開口は恒星球の開口より少し小さいので、中心が合うように調整してください。
のりしろを押さえるのに手が入りにくいので、定規などを使うと楽に作業できます。
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